迎え角30deg.

上向きでも飛んでいかない日々。前に進むだけで精一杯。

2015年夏の飛行機まみれアメリカ国内旅行記

9月末から10月頭に掛けてギリギリ夏休みということで、アメリカ国内の旅行をしてきた。一般的な観光地には見向きもせず、ひたすら飛行機を追いかけるだけの旅行になった。同行者は日本からはるばる渡米したはるねーさん(@har_u)。

この記事は旅行記として旅の様子をぐだぐだと書き連ねる。旅行で訪れた各博物館やエアショーの様子詳細は別記事にて書いていきたいと思う。それぞれの記事を書いたらこの旅行記にもリンクをどんどん追加していく感じで更新していくつもり。

9/26 (1日目) 移動日

シアトルからワシントンDCに移動する。フライトは5時間くらいだけど、時差が3時間あるので到着すると8時間経つ。
ホテルはダレス空港からすぐ近くの所に取ったので、無料のシャトルバスを20分くらい待ってホテルに転がり込む。ホテルのエレベータはなぜか自分らの宿泊するフロアのボタンが押せなかった。カードキーをあれやこれやすれば押せるはずなんだけど、数分格闘して無理だったのでひとつ下の階に向かって階段で上った。なんだこれ。ホテルの周りにご飯を食べられるところがなかったので、空港の売店で買ったサンドイッチとホテルの売店で買ったレンジで1分のパスタを夕飯とする。
ホテルは部屋は小ぎれいだったのにバスルームの換気扇が動かない。シャワーを浴びると部屋の湿度が凄いことになった。

9/27 (2日目) スミソニアン博物館別館

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月光、桜花、呑龍、晴嵐

ホテルから空港行きの無料シャトルバスに乗る。30分おきに出発との話だったがいまいち時刻通りではない。空港に向かうときは利用エアラインを聞かれるが、飛行機ではなく空港からのバスを利用したいだけなので、そう告げたらバスターミナルまで乗せてくれた。親切。
ダラス空港から路線バスに乗って、Steven F. Udvar-Hazy Center、通称スミソニアン博物館別館に向かう。2回目の訪問だが、路線バスの乗り場も時刻表も運賃について以前に自分で書いたブログ記事が役に立った。
aoa30.hatenablog.com

博物館を堪能してホテルに戻ってきて、ホテルの中のレストランで夕飯を食べた。隣のテーブルにきたアジア人夫婦は全く英語が出来ないらしく、困った店員の姉ちゃんがこちらに「あの人たちの言うこと分かる?」と聞いてくるも中国語っぽくて分からなかった。同じ料理を食べたいぽかったのでそう伝えた。文句言われたら嫌なので、そちらのテーブルに料理が届く前にそそくさと部屋に撤退。やはりバスルームの換気扇は動かない。

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カナダのAbbotsfordエアショーは曇っていた

Snowbirds

曇ったエアショーは盛り上がらない。

飛行機の踊る舞台は青空以外にありえない。グレーの背景に白いスモークを吐くらいなら飛ばなくていい。燃料の無駄である。

とはいえ、天候は無慈悲だし、飛ぶならとりあえず眺めたくなるのが飛行機好きの悲しい性だ。ちょうど1か月ほど前、8/7にカナダ国境を越えてAbbotsford Airshowを見に行ってきた。

ブログ記事になるまで1か月もかかっていることが、いかに盛り上がらなかったことを如実に表している。

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モハヴェ砂漠で飛行機の墓場に手を合わせてきた

Aircraft boneyard
今自分が住んでいるシアトルは旅客機の生まれる場所である。シアトル都市圏のいろんな空港から、日々新しい飛行機が生まれどこかへ飛び立っていく。それらの飛行機はどのようにしてその生涯を終えるのか。その様子を自分の目で見たく、飛行機の墓場の1つであるモハヴェ空港に行ってきた。5月の頭、Planes of Fameエアショーを見に行った翌日のことである。

静かな空港の片隅に集められ、きれいな塗装が残ったまま少しずつ部品をもぎ取られ、徐々に自立できなくなり、赤い地面に身を横たえる旅客機。そこは紛れもなく墓場だった。

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Seafair Air Show 2015に行ってきた

Blue Angels
Mt.Bakerを背景にWashington Lake上空を飛ぶBlue Angels

去年の7月は出張でシアトルに来ていた。出張先の人に、自分は7月末でいったん日本に帰るよと言うと、誰もが「Seafair行けないのはもったいないね」と言ってきた。9月からのシアトルに駐在に備えてビザの手続きや引越しなど準備をしなくてはならなかったので仕方がなかったのだが、何人からも同じことを言われて悔しい思いをしたものだった。
今年は晴れて(?)シアトル滞在1年となり、そのSeafairを見に行くことができた。Seafair自体はシアトルの街の中で何週間も行われているのだが、その中でやはり大きなイベントになるのが8月頭に行われるこのSeafair Air Showである。普通の航空祭が飛行場で行われるのとは違い、Seafair Air Showは湖の上で行われる。湖岸のお祭り会場から眺めたり、クルーザーで湖上から眺めたりといつもの航空祭と雰囲気が違うのが魅力だ。

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Blue Angelsを眺めにオレゴン州のエアショーに行ってきた

Blue Angels
オレゴン州のHillsboro Airportで行われたInternational Oregon Airshowに行ってきた。目的はBlue Angelsのフライト。天気に恵まれて、ただひたすらに暑かった。

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レーザー加工機を買った

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EMBLASER A4 https://darklylabs.com/

レーザー加工機を買った。

大学の時に研究室にあったレーザー加工機を使ったことがあり、以前からずっと欲しいと思っていたのだが、これまでは小型の物でもCO2レーザーしかなく周辺補機が必要な点や、ebayに流れてるような格安のレーザー管の品質・耐久性が疑問だったことからなんとなく尻込みしていた。
最近になって素子の値段が下がったのか、半導体レーザーを用いた小型のレーザー加工機が出てきた。出力はCO2レーザーに及ばないものの、圧倒的にシンプルなシステムになることから加工機全体が簡便に安く作れるのだ。

今回買ったDarkly LabsのEMBLASERも、もともとはKickstarterのLazerBladeとして始まったものだった。これが量産品として軌道に乗ったのがEMBLASER。先のKickstarterでは、プロジェクトに気づいたときには期限が過ぎた後で悔しい思いをしたのだが、無事それが量産品としてアップデートしてくれたので結果オーライだった。

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セント・バーツ島でスリリングな着陸を満喫した話

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St.Barts Gustaf III Airport

セント・マーチン島で飛行機写真を撮りまくる旅行にて、1日だけ島外に抜け出した。目的はやはり飛行機の写真を撮ること。
目指すセント・バーツ島はセント・マーチン島の南東に浮かぶフランス領の更に小さい島。プリンセスジュリアナ国際空港からWinAirのDHC6-300 Twinotterに乗って15分で着いてしまう。セント・マーチンの国際空港はオランダ領にあるので、たった15分のフライトでも国際線扱いでパスポートに入出国のスタンプが押される。

セント・バーツ島の玄関口であるグスタフ3世空港は、海と丘に挟まれた狭い平坦地*1に作られた小さい空港である。見どころは、丘を滑るように急降下していく着陸機。頭をかすめていった飛行機が着陸する様子を丘の上から見下ろすことが出来る。

*1:帰り際、空港の待合室にて、滑走路が丘から海に向けての坂道になっていることに気づいた

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