迎え角30deg.

上向きでも飛んでいかない日々。前に進むだけで精一杯。

Blue Angelsを眺めにオレゴン州のエアショーに行ってきた

Blue Angels
オレゴン州のHillsboro Airportで行われたInternational Oregon Airshowに行ってきた。目的はBlue Angelsのフライト。天気に恵まれて、ただひたすらに暑かった。

F-86
F-86
昼前に到着し見物エリアを確保する。皆キャンプ用の折り畳み椅子を持参して座っている。日差しも強いのでパラソルも多い。飛行展示のプログラムは途切れなく組まれているので、飛び始めたらもうその場から離れることができない。
結局、良さそうな場所を確保すると同時にフライトが始まってしまったので、地上展示を見に回ることはできなかった。昼食の買い出しも後回し。これが完全なるミスだった。

Jet Glider
アメリカ人はパワー馬鹿大好きだからグライダーにもジェットエンジンを付けてしまう。位置エネルギーを綺麗に運動に変換していくその妙技を楽しもうという気は無いらしい。キーンという音を立てながらありえない機動を取っていた。V字尾翼の機体でなければここにジェットエンジンは付けられなかっただろう。

F-16
F-16

ほぼ快晴、気温は32度くらいでとんでもなく日差しが強い。当然見物エリアはひなたなので日に焼かれてどんどん体力を奪われていく。持っていったミネラルフォーたーのボトルも日に焼かれてほぼお風呂のお湯くらいの温度にまで茹だっていた。湿度はほとんど無いために、日本の夏のようにだらだらと汗をかくようなことはないが、それ故に汗をかいたことに気づかず油断してると脱水で倒れることになる。飲み物を飲んでも飲んでもトイレに行きたくならない。

お腹も空いて飲み物もお湯しか無くなってしまったので、屋台エリアに行ってみたらどこも大行列だった。行列がないのはプレッツェルの屋台くらい。こんなときにプレッツェルなんか食ったら窒息死するわ。仕方が無く一番行列の短そうな屋台に並んで、萎びてぐちゃぐちゃなポテトとスプライトを購入。なによりも塩分を摂取したかった。

この間にも飛行展示は盛り上がっており、アラスカ航空のDash8が左右にロールしながらローパスしたりしていた。普通にお客さんを乗せる旅客機が目の前であれだけ激しく動く光景はかなりインパクトがある。

Fat Albert
C-130 Blue Angels Fat Albert
F/A-18 Blue Angelsの前座。急角度上昇、急降下着陸、ハイスピードローパスなどなど。

そしてトリにBlue Angelsのフライト。トップの写真の通り、BAは編隊の密度が高くて迫力があった。
Blue Angels

Blue Angels

Blue Angels

Blue Angels
BAの着陸はほぼ三点着陸じゃないかというようなものだった。メインギアが着いた次の瞬間にはノーズギアが接地しており、空軍のThunderbirdsが着陸後も機首を上げてしばらく滑走しているのに対照的。これが空母への着陸を前提とした海軍式ということなのだろう。

反省

真夏の暑さを完全に舐めていたこと。
いくら北米の夏が乾燥していて過ごしやすいといえども日中の日差しは強く暑い。例年真夏と言えば、鳥コン・夏コミ・総火演と炎天下イベントに参加し、いずれにおいても十分な水分の確保・熱中症対策食の確保・冷却グッズなどを念頭に置いて挑んでいたのに、今回はすっかり頭から抜け落ちてしまっていた。
最後のBAの演技はもう結構ふらふらになってきており水分が恋しかった。特にアクエリアス。炭酸でなく身体に染み渡るアレがとても飲みたかった。

今後も何回か真夏のエアショーの計画があるのでしっかりと準備していきたい。アクエリアス相当の飲み物が見つからないので、砂糖と塩で自前の経口補水液も作って持っていこうと思う。

アクセス

シアトルからI-5を南に3時間でポートランドポートランドから西に約30分でエアショー会場に到着。行きも帰りも渋滞は会場の駐車場周辺だけだった。
駐車場は空港に隣接しているIntelの従業員駐車場が無料開放されている。出入り口の近くに有料駐車場(事前予約必要)がいくつもあるが、Intel駐車場でも対した距離でないのでこちらで十分と思われる。

アルバム

Blue Angels

Lightroomを買ったので、今回初めてRAW現像に使った。今まで使ってたCanonのDigital Photo Professionalと色の味付けが微妙に違うのか、どうも青空の色に納得できずあっちを調整こっちを調整と時間がかかってしまった。加えてBlue Angelsは青空に青の機体なのでホワイトバランスがずれている写真も少なくなく更に手間がかかった。ただ、それだけ手をかけても、アルバムで並べてみると青空の色合いがまちまちで、結局どれが正解だったのかよく分からない。撮影自体もその後の現像作業もなんとなく不完全燃焼となってしまった。