夏休みイギリス旅行記の続き。
aoa30.hatenablog.com
8/16 RAF@Cosford
朝から車を北西へ走らせること2時間、コスフォードの王室空軍博物館に向かう。
BAC TSR-2
TSR2と一〇〇式司偵と五式戦闘機の実機を目の前にして、うわあうわうわって叫んでいたことに記憶の大半が占められている。飛行機の写真と飛行機の脚の写真をしこたま撮影した。冬コミのネタ収集である。
ここのカフェテリアでもフィッシュ&チップスを食べたのだが、やはりポテトに塩は振っていないし、タルタルソースもビネガーソースも無いので塩コショウで食べるしかなかった。朝ごはんの料理に味が付いていたのは、「味付け」という意味ではなく材料として練り込まれていただけかも知れない。
8/17 ボービントン戦車博物館、きんいろモザイク
オックスフォードから車で南に走ること二時間半、ボービントン戦車博物館に向かう。アメリカには航空機はたくさんあったが戦車はほとんどなかった。アメリカは戦車博物館の計画が頓挫したり、貴重な戦車が行方不明となったりと待遇が悪い。やはり自国本土内が戦場となった国とそうでない国では、歴史の中での戦車の立場もだいぶ違うのだろう。
戦車に関してはガルパンで見た!ってレベルの新参者だが、各国の多種多様な戦車が一同に集合し、目の前に並んでいる光景は大迫力。特にVehicle Conservation Centreでレストア待ちのために保管されている車両群は圧巻の一言だ。
王道ではあるがティーガー戦車が大好きなので、ティーガー1,ティーガー2からエレファント、ヤークトティーガーがずらりと並ぶTHE TIGER COLLECTIONは特に大興奮だった。
プラモデルや資料などで知ったつもりではいたけれど、やはり目の前で実車を見ると色んなことが分かる。戦車のプラモデルを作りたくなった。
後ろ髪を引かれつつも、本日の宿Fosse Farmhouseへ向かう。ここはきんいろモザイクのアリスの実家のモデルである。
Fosse Farmhouse
アニメと同じ光景を目の前にして、うれしさ半分、「アニメ海外聖地巡礼にまで手を出してしまった」というわくわく感とある種の恐ろしさがそれぞれ1/4ずつ溢れてきた。
オーナーのCaronさんはとても気さくな方で、アニメのシーンと合わせてお部屋を紹介してくれたり、声優さんやアニメスタッフが来た話をしてくれた。宿のコミュニケーションルームにはきんモザ関連書籍がやグッズが山のように積まれ、原作者様の直筆サイン色紙(撮影禁止)などが飾られていた。
夕飯の時間になって食堂へ案内されるときんモザのBGMが流れていた。日本から来たお客さんがもう一人いるとのことで一緒のテーブルにしておいたよ!とのこと。わざわざこんなところまで旅行に来るような日本人となれば同類(失礼)なわけで、イギリスの片田舎の民宿で地ビールと美味しいご飯を頂きながらオタトークで盛り上がるという得がたい体験ができた。
食後にアリスの部屋に戻り、アイカツスターズ!69話のアイカツ!コラボ回を見て限界を迎えたのはまた別の話である。去年の夏休みも北海道旅行中に劇場版アイカツスターズ!を見ていたので、やっていることは基本的に変わってない。
8/18 きんいろモザイク聖地巡礼
朝ごはんをいただきお宿に置かれた巡礼ノートに記帳した。声優さんやアニメスタッフの直筆メッセージやイラストが残されたとんでもなく高貴なノートだった。ここで、きんモザ関連書籍の山にコミック8巻が無いことに気づき、出発のときに買った8巻を寄贈することにした(伏線回収)。とても喜んで頂けてうれしかった。
別れを惜しみながらもFosse Farmhouseを後にする。
今日はきんいろモザイクの聖地巡礼でコッツウォルズ地方を回る。
Kemble Station
忍が降り立ったKemble駅から、アリスと忍が遊びに出かけたCirencesterの街、そして1期エンディングで描かれているBiburyと、どこもとても穏やかでゆっくりした空気が流れているいい雰囲気であった。また来たいし、きんいろモザイクを見直したくなった。
この日のうちにレンタカーを返却するべくロンドン郊外に向かったのだが渋滞がなかなか激しかった。夕食にロンドンの日本食ってどんなだろうね!って挑んだカツ丼が想像以上の代物で、この旅行で最も精神的ダメージを負ってしまった。