迎え角30deg.

上向きでも飛んでいかない日々。前に進むだけで精一杯。

飛行機ときんモザ聖地巡礼のイギリス旅行 (前半)

夏休みにイギリス旅行に行ってきた。同行者は@har_uさんとイギリス在住者である@hijouguchiくん。ガイドブックに載っているようないわゆる観光地を全然回らない、タイトルの通りの旅行となった。あと、きんモザ聖地巡礼は後半なのでこの記事には出てこない。

8/12 成田→バンコク

日本を出発。成田空港までのバスを待つ暇つぶしに本屋に寄ったところ、きんいろモザイク8巻が出ていることに気づき購入。旅行を前に紙の本を買って荷物を重くするのもいかがなものかと思ったが、イギリス気運が高まっていたので良しとする。

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タイ国際航空 A380

今回はタイ国際航空を使いバンコク経由でロンドンを目指す。わざわざこの経路を選んだのはA380に乗りたかったからだ。ボーディングブリッジから巨人機の迫力に圧倒されながら搭乗した。座席は2階席の窓側、747の二階席と同様に、窓と座席の間に小物入れがあり非常に便利。機内食のタイカレーに舌鼓を打ち、アニメを見たり、うつらうつらしたりしているうちにバンコクに到着した。

8/13 バンコク→ロンドン→ケンブリッジ

バンコクからロンドンへのフライトは日が変わってからの出発となった。このフライトもA380だが別の機体に乗り換えることになる。同じように2階席の窓側列に収まったが、エアコンがとても強くパーカーを羽織った上にブランケットを巻き付けて芋虫のように過ごした。

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ヒースロー空港に到着し、電車のチケットを買って一路Cambridgeへ。Cambridge駅前のホテルにチェックインして荷物をパージ。身軽になったところで、DuxfordのImperial War Museumに向かうバスに飛び乗った。

この日のミッションはIWMの中のClassic Wingsでde Havilland Dragon Rapideに乗ることだ。
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de Havilland Dragon Rapide

IWMに着いて実際に動いているDragon Rapideを見た途端、涙腺が弛んでしまった。自分が「この世で一番美しい複葉旅客機」と信じて止まないDragon Rapide.それに乗ってみたいとずっと願っていたことが今叶うのだ。フライト予定は15時過ぎだったので、それまでの時間は博物館の展示を見ていたのだが、正直意識はそれどころではなかった。

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そしてフライト。体重の重そうな人・グループから後方席に誘導され、自分はなんと一番前の列、しかもコックピットがよく見える右側だった。
レシプロエンジンの心地よい振動を感じながらふんわりと青空へ。ゆらゆらと風に煽られながらも、コックピットウィンドウから吹き込んでくる風を浴び、高度1500フィートからのイギリスの景色を眺めながら終始にやにやしていた。

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約90分のフライトはロンドンの観光名所巡りをするようなモノだったのだが、そこまでののんびりした往復も、テムズ川上空で右に左に旋回するのも最高の体験だった。Duxfordに戻ってきて芝生の滑走路への着陸、平行する滑走路からBー17の動態保存機が離陸していくのを見送るという、これまた得難い体験をすることができた。イギリス初日にて最高の一日であった。

博物館から引き上げてきて町中のパブでビールで乾杯しリブステーキで翌日への英気を養った。最後に注文したChicken wingsのHotソースが信じられないほど辛くてビールの酔いもすべて吹き飛んでしまった。Piri piriと名の付くソースには厳重警戒すべきであると学んだ夕食であった。

8/14 Imperial War Museum

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BAC TSR-2

この日もIWMに向かった。Dragon Rapideのフライトがメインだった前日に対して、この日は博物館の展示をじっくりと見て回る計画だ。開館とほぼ同時に入館。展示室に入った瞬間に目に飛び込んできたTSR-2に叫び声をあげてしまった。空を切り裂いて飛ぶこの飛行機は他の展示機よりも小柄だが、その白翼はひときわ輝いて見えた。カメラを握りしめてTSR-2の周りをぐるぐる回っているだけで1時間が過ぎてしまった。

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Avro Vulcan

ふと我に返って周りを見渡すと、Avro VulcanやLightningなど個性豊かな飛行機が溢れている。他国とは一風違うセンスの形状や設計意図などを一気一気味わっていくとあっという間に時間が経ってしまう。

結局閉館間際まで丸一日楽しんでCambridge駅に戻った。ホテルに預けてあった荷物をピックアップしロンドンへ移動した。Cambridgeで泊まったのと同じチェーンのホテルibisできれいな部屋だったのだけど、ツインルームのベッドがなんか細い。

8/15 RAF@London

この旅行、いわゆる「普通のロンドン観光」がどこにも組み込まれていない。流石にそれはまずいのではということで、この日の朝に早起きして近場の名所(の目の前)を訪れようと画策していた。いたのだが、予想通りそこまでモチベーションの高くないミッションは睡眠欲に上書きされてしまう。
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結局二度寝してしまい散歩の時間はとれず、近場のカフェに行ってフル・イングリッシュブレックファーストをいただくくらいにとどまった。朝から重い。

この日からはロンドンを離れて地方をレンタカーで巡る。アメリカより公共交通網が普及しているイギリスといえども地方ではやはり車がないと行動しにくい(日本でも同じだ)。
イギリスの運転の難所はラウンドアバウトだった。周回車線が1車線のよく見るタイプだけでなく、「普通の交差点に見えるんだけど、交差点の真ん中に小さく丸い石畳があって実は小さなラウンドアバウト」とか「高速道路の交差するジャンクションで周回車線が5車線ある巨大ラウンドアバウト」とか「ラウンドアバウトなんだけど、中央の丸い構造物を横切る道路があって直進だけはそのまま行けるラウンドアバウト」とか「2つのラウンドアバウトが接続されてひょうたん型になっているラウンドアバウト」等々・・・・・・とにかく多種多様で難儀した。特に複数車線あるラウンドアバウトは周回中に車線変更をする必要があったりとレベルが高い。

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English Electric Lightning

レンタカー屋から少し運転して、ロンドン郊外の王室空軍博物館に向かう。ここまで来て貴重な飛行機に囲まれているのだが、IWMで強烈な刺激を受けすぎたせいで、この日はそれほど気合いも入らずだらだらと見て回るだけになってしまった。

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展示されてる飛行機に囲まれたカフェでキッシュなどを頬張りながら「イギリス、アイカツ筐体がない・・・・・・」などと呟いていた。Museumショップで古本やISBNコードの付いていない本を漁り離脱した。

ロンドンからオックスフォードまでモーターウェイ(いわゆる高速道路)を走り@hijouguchiの住処に転がり込んだ。夕飯はイングリッシュパブに行きハンバーガを食べた。ハンバーガーはアメリカのがベストだがイギリスのも良かった。ただ、付け合わせのポテトに塩は振られていない。減塩料理ではない。イギリスには味付けの概念がないのか。

続きます。