迎え角30deg.

上向きでも飛んでいかない日々。前に進むだけで精一杯。

近況というほど短くない期間の報告

雑草ぼうぼうなのもちょっとあれなので、久しぶりにブログ書きます。
最後の投稿から半年以上経過してしまいましたが、この半年間で生活環境が激変しました。

3行でまとめると、
 1. 車を売り払った
 2. アメリカ、シアトルに引っ越した
 3. おそばもおせちもお雑煮もお餅もない年末年始を迎えた

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DreamlifterとMt.Rainier

仕事の都合で9月に引っ越したので、アメリカに移ってもう4か月も経過してしまいました。あっという間でした。

1か月目(9月)は本当に怒濤の日々でした。アパートの契約、引越、電気の手続き、携帯の契約、インターネット開設、車の購入、日用品の調達etc...1か月目の待つに船便の荷物が届きましたが、それまで何とも気持ちが落ち着きませんでした。
家賃や電気代、水道代などの諸経費も日本のように銀行から勝手に引き落としてくれればいいのに、チェック(個人小切手)を送付するような方法だったり、ネットで設定するautopayだったりと日本と馴染みのない手続きが多いのです。
「本当に支払えてるかな…電気止められたりしないかな…遅延手数料取られたりしないかな…」と支払いが一サイクル終わるまで、何かが頭に引っかかった状態でした。

2か月目(10月)、生活の立ち上げが完了すると今度は仕事に本腰を入れなければならない時期です。こちらもバタバタしているうちに1ヶ月間過ぎ去ってしまいました。ハロウィンもありましたね。
3か月目(11月)、生活が軌道に乗ってきたところでちょいちょいお出かけするようになりました。特にアメリカは11月に入るとサンクスギビングがあったり、その後にクリスマスシーズンが控えていたりと徐々に浮ついた雰囲気になってきます。
4か月目(12月)に入ると、もうアメリカ人は仕事をしません。サンクスギビングとクリスマスに挟まれた期間はもうみんなふわふわしていて回る物も回らない感じです。
年末年始の休暇はずっと旅行に出かけていました。仕事初めから惰性で転がり気づけば1月も半ばです。

昨年を振り返って見ると、このブログの空白期間である後半半年間が濃密すぎました。そして、異国の地で生活したことで、自分は日本人なんだなと実感する機会が多かったです。友人と離ればなれとか、言葉が違うとかという直接的な面だけでなく、幼少期から擦り込まれている文化的バックグラウンドというものの大きさに気づいたということです。
例えば、ハロウィンやサンクスギビングと言った日本に無いイベント(最近はハロウィンやってますが)で、こちらの方々が仮装で盛り上がってるのを見たり、一緒に盛り上がったりするのですが、自分の中にこのイベントが引っかかるフックがないんですよね。これまで育ってきた中に、そのイベントとリンクする「経験」がなにもないので、すごい上っ面だけで楽しんでる感じがします(伝われ)。雰囲気の違うこちらのクリスマスも同じ。何事もアメリカ人の生活を体験してるだけなんですよね。
積み重ねてきた文化的バックグラウンドがないってだけで、こんなに感じ方が違うんだと言うことに気づけました。年末におそばを食べ、年始にお餅を食べ、つまらないテレビに文句を言いつつ部屋でゴロゴロしながら本を読んだりゆったり過ごす。そういう当たり前に感じる過ごし方も、積み重ねてきたバックグラウンドとリンクすることで、安心でホッと落ち着く時間として過ごせるんだなと。
それは、たとえ家を借りて生活の拠点をしっかり構えてこっちの文化だって面白いと思っていてもそうそうには得られない物。根っこがやっぱりなんか違うんだよな。常に帰るところは別にあると感じてる状態です。

そんなことをぼんやり考えながらの1月です。

このブログも、またちょいちょい更新頻度を戻していきたいなと考えてるところです。2週に1回くらいで。(意識低っ)
日常生活はtwitterで、車関係はみんカラで。

では。