迎え角30deg.

上向きでも飛んでいかない日々。前に進むだけで精一杯。

2009年度最終試験飛行

8月9日早朝

8回目(だと思う)の試験飛行の2日目ということもあって組み上げはスムース。
明るくなる前に組み上げ、スタンバイしていました。
前日も400m程のフライトをこなしていることもあり、飛び切りへの期待が高まります。


滑走路上で夜明けを待つ機体。


富士山をバックに各部動作確認。

ロードバイクを持ってきてる自分はその機動性を生かして機体を追跡し写真を撮る役目。また、前日、機体の上下動が激しかったとの報告があったので、大まかな高度を読み上げてパイロットに伝える役目もやりました。自分が最初にやったら現役たちがすぐに高度の読み上げをやり始めたので後は黙ってたけど。


北から。

最後に気合いを入れて、富士川滑走路800mの飛び切りを目指す。

南から富士山をバックに。

機体の左右のズレは蛇行しながらでも滑走路上にキープしていたのですが、途中から高度が徐々に下がってしまい接地。その後数十メートル滑走するも浮き上がることはなく、残念ながら機体のストップがかかりました。サイクルコンピュータで距離を計測したところ約500mちょい。
見てた感じパイロットのスタミナ切れかと思います。中距離練習やりすぎたかなぁ。


何だかんだ言って、うちのチームではここ数年の中でかなり飛んだ方ではないでしょうか。
引退する3年生にはOB/OGという新しい視点から人力飛行機界を眺める楽しさを、今後チームを引っ張っていく2年生には様々な問題を解決する困難と達成感を堪能してもらいたいです。

来年以降の飛躍のポイントは、先代のやった失敗を繰り返さないこと。1年という期間は失敗を繰り替えしている暇はありません。今年組み上げたノウハウと失敗記録をいかに伝え、現役はそれを受け入れていくかということが大事になると思います。

お疲れ様でした。

Picasaウェブアルバムに撮った写真を多数アップしていますのでそちらもご覧下さい
F-tec 試験飛行 2009/8/9