迎え角30deg.

上向きでも飛んでいかない日々。前に進むだけで精一杯。

真夏の西日本をドライブしてきた、という夢を見た話[1/3]

夏休みにぼんやり過ごしていたら、西日本の方をドライブするという長い夢を見た。ここ数ヶ月、愛車にじっくり乗れない機会が多くストレスが溜まっていたことから、とにかくひたすらクルマを運転している時間が長い夢であった。
少し時間をおいて頭の中が整理出来たので、夢の中での旅行の様子をここに書き残しておきたいと思う。私の文才では夢の世界を表現しきることは出来ないと思ったので、見た景色を精緻に再現した『絵』も添えておく。

初日(日曜日)

朝ゆるゆると起きて毎週のようにキラッとプリチャンを見ながら実況ツイートをしていた。今週も良いお話だった、プリチャンより面白いアニメがない、などと思いながら、さぁ次はミュークルドリーミーだ……思ったところでフッと意識を失って、気付いたら愛車に乗って京都の舞鶴にいた。

舞鶴
舞鶴港の赤レンガ倉庫に着いたのはちょうど17時過ぎ。倉庫内の見学時間などは過ぎ人の姿はない。

舞鶴
貿易港の施設として作られた横浜の赤レンガ倉庫とは違い、こちらは帝国海軍の使っていた武器庫だ。華やかな装飾は無いがこの地でしっかりと役目を果たしてきた貫禄がある。目線を奥にやれば自衛隊の船舶が見える。今も昔も似たような景色だったのかも知れない。

のとじまキーマカレー
舞鶴と言えば海自、海自といえばカレーである。舞鶴市内の飲食店には海自の艦艇や舞台のオリジナルカレーレシピが展開されている。今回は宿に近かったこともあり、レストラン海望亭の掃海艇「のとじま」キーマカレーをいただいた。肉じゃがもセットになった「のとじま」セットで満腹になった。

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2日目(月曜日)35.7

素泊まりなので朝ごはんは昨晩コンビニで買って着た物を部屋でモシャモシャ食べる。あまり人に会いたくないし今回はこのスタイルが主だ。

舞鶴を発ち西を目指す。本日の目的地は出雲。

天橋立を目指すように海沿いを走るが、天橋立自体は以前に来たことがあるので横目に見ながらスルー。海から離れたくないという適当な感覚でそのまま丹後半島をぐるっと回る国道178号に入る。特に事前に計画を組んでいたわけでもないので途中で気付いたのだが、自分が思っていた感覚より丹後半島は結構大きく意外と時間が掛かった。
経ヶ岬灯台
丹後半島の北端、経ヶ岬灯台展望台。

淡々と178号を西に向かって走るがとてつもなく暑い。走り出してからずっと屋根を開けてきたが10時過ぎた辺りで限界になった。走行中に吹き込んでくる風も熱風となれば信号待ちしているときは地獄だし、何より日差しが殺人的。日焼け止めはベッタリ塗ってはいたもののジリジリ焼かれる感覚が厳しく、屋根を閉じてエアコンを付けた。文明。

腹ぺこになった頃に鳥取砂丘に到着。
鳥取砂丘
海鮮丼

以前、鳥取砂丘に来たときは18きっぷ旅で路線バスだった。何年前のことだろうか。今回ははるばる自分の車で来ることができた。なんか感慨深い。砂丘の景色はそんなに変わっていなかった。うろうろしている人がみんなマスクをしているくらいである。人は変わろうが地球はそれほど変わらないんだな、みたいな。

鳥取砂丘
鳥取砂丘

国道9号をひたすらに西へ。ほぼずっと、2時間ちょい運転しては休憩・景色を眺めるというのの繰り返しである。運転中に見た景色は記録を残すことができない。自分だけの宝物である。

鳥取と島根の県境は境港港で越えた。地図を眺めていて、島根の中海の中に浮かぶ大根島へのアクセス路が気になり是非通りたいと思ったからだ。近くにべた踏み坂で有名になった江島大橋もあるがそこではない。県道338号線が中海を仕切る堤防の上を走っていて海の上に道だけが浮かんでいるようになっている。島に住んでいる人からしたら、ただの生活道路でしかないのだが、なかなか得がたい体験をすることができた。

宍道湖の北岸沿いを走って出雲市内のホテルへチェックイン。手続きの時に検温があったが、測定ポイントは手の甲だった。何度だったか聞いたが教えてくれなかった。ちゃんと測定出来ていたのだろうか。

走行距離:約378km

続く。

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