迎え角30deg.

上向きでも飛んでいかない日々。前に進むだけで精一杯。

廃炭鉱の島 池島探訪 - 2013夏長崎

生存報告ながら4か月前の出来事を記事にするいい加減なブログ。

7月の長崎旅行、軍艦島の翌日は炭鉱が閉山し島中が廃墟になりつつある池島を訪れました。
軍艦島のようにツアーがあるわけではないので、フェリーなり定期便の船で渡ります。
長崎市内からちょっと離れているのでレンタカーで港へ。そこから船に乗って渡りました。島内はレンタルの電動自転車。初めて電動アシストの自転車に乗ったけどアレ凄いな。ぐいぐい来る。

炭鉱関係の設備が全部ぶん投げられています。朽ちるのみ。
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炭鉱で働いていた方々が住んでいた巨大アパート群。
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ど迫力。と、誰もいない違和感。
夜逃げしての廃墟のような悲壮さが無いので薄気味悪さはないのだけど、逆に「こんにちは」って人が出てきそうな感じがする。実際、別の棟にはまだ人が住んでたりするが。

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比較的綺麗な棟が並んでるけどみんながら空きで誰も住んでない。静か。
ほへーと見て回ってるときれいな原付と、最近の軽自動車が止まってたりしてところどころに人が住んでることが分かる。ここで夜中に人と会ったらびびるだろうな。

人々の生活はどうなってるのかというと。
小中学校はある。もの凄くでかい校舎に生徒7人。先生の方が多いらしい。
港の近くにショッピングセンターがある。あと、島の真ん中らへんにキオスクくらいの売店がある。ご飯も食べられる。散策途中にお昼ご飯を食べた。
港の近くには割と人が住んでる。ただ、それを圧倒する数の無人の集合住宅。

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廃炭鉱の坑道を巡るツアーとかあったのだけど、正直炭鉱の方はあまり興味なかったのです。
オカルトチックでなく、そこに人々の生活があったという事実だけが淡々と存在し、それにあえて手を触れるようなことをせず徐々に朽ち始めている光景は何とも非現実的でした。また、その傍らで島で暮らす人の日常生活が存在するというコントラストは初めて見るものでした。

前日の軍艦島とはまた違った廃墟体験でした。あと、暑かった。

長崎市内に戻ってきてトルコライス。とビール。
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写真はこちらに集めてアルバムにしてあるので、是非是非ご覧ください。
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翌日は趣向を変えて、癒し。