迎え角30deg.

上向きでも飛んでいかない日々。前に進むだけで精一杯。

伊豆大島ツーリング - 三原山[2/2]

9/30(金)
天気は曇り。風も強く何となく不安な感じですが、今日は三原山を登ります。

登るにあたって、荷物をどうしようかなと迷いました。背負っていけば辛いし、かといって置いておくところもないし。
夕方に伊豆大島から熱海へジェットフォイルで海を渡る予定でしたが、大島の港は二つあって当日にならないとどちらの港が使われるか分からないのです。
ホテルの近くの港から出港するなら、ホテルに荷物を預けて一日走ろうと思ってたのですが、残念なことに島の北側の港から出港との案内が町内放送から流れていました。ホテルに取りに戻って港に向かうのは、一度走った道を二度走るのが大嫌いな自分には辛い。

というわけで、全荷物を背負って山登りとなりました。


淡々と登ります。車はほとんどいません。貧脚の自分にはポケロケの39-25tがいい感じのギア比です。
木が生い茂った道にいるとGPSがロストするらしく、特に高度情報が酷くなります。山を登ってるのに高度-100mとか。休憩してるときに画面を見てたら、全く動いてないのに数秒で300m位まで数値が上がっていったりします。まぁ仕方がないですが。

登って行くにつれて霧が広がってきて下界が見えなくなってきました。どうやら山頂付近は雲に覆われている模様。人気が無く、車もなく、霧に覆われ視界が無くなっていく中をひたすら登ります。
最後の方はカルデラの尾根を走ってる感じで平坦。
すーっと道が開けたと思ったら山頂・御神火茶屋の駐車場でした。車が一台もいない・・・。

駐車場端にあった交番の婦警さんがかわいいらしい方でした。

正面に三原山が見える、はずです。心の眼で見てください。(方向も良く分からない)
茶屋から山頂までは徒歩のみの道となります。山頂のカルデラくらいは覗けるかもしれない、と思いてくてくと進んでいきます。ここも人がいません。


30分ほど歩いて山頂付近に到着しましたが、雲の中で何も見えません。見回りの町の方に伺うと、昨日はきれいに晴れていたとのこと。残念。
仕方がないので「また天気の良いときに来ます」と告げて山を下ります。下っていく途中、登っていく団体さんとすれ違いましたがこれまた残念な空気が漂っていました。

御神火茶屋に戻ってお土産屋さん眺めます。ちょっと寂しい。
御食事処でのおばちゃんとの会話→自分「土日は賑わうんですか?」おばちゃん「そうねー、高速船が来る毎にゴソッゴソッと来るのよ」「そうなんですかー」「この広い食堂も埋まったんだから、最近はないけど」「それはすごいですね!」「昭和40年代の話よオホホ」「(゚Д゚)」

登りは苦労したけど、下りは爽快でした。平均でも40km/hは出てそう。ポケロケちゃんが50km/h以上でも安心して体を預けられることが良く分かりました。

下りてくると晴れてるのが悔しい。山を見上げると雲がかかってる。

伊豆大島はいろんなところで結構大きな土木工事をやってました。
行きの飛行機もほとんど工事関係者っぽい人だったし、お昼時は街中の食堂だけで無く公園の屋台みたいなところにも作業服を着た方々が集まっていました。土木工事って街の経済にも影響するんだろうなぁと実感した次第です。

島を時計に例えると、10時くらいのところから時計の中心に向けて登り、2時くらいのところへ下ってきました。12時のところにある港へさーっと移動して本州への船を待ちます。

ジェットフォイルで熱海港へ渡りました。

熱海からは新幹線に乗って浜松へ。続く。・・・がんばって続けます。