第32回鳥人間コンテストに出場していたディスタンス部門のプロペラ機の写真です。
何回かに分けて機体の見学を、の2回目。京都大学からCOOLTHRUSTまで。
写真とか観察だけから適当な考察を入れてるところもありますので、おかしいところがあったら「おかしいだろ!JK」とかツッコミを下さい。
5番機 京都大学 Shooting Stars
毎度おなじみけつペラの京都大学。胴体内でプロペラシャフトをどう結合しているかが見てみたいです。コックピットの前支柱を持っている人がフェアリングの窓から腕を突っ込んでてちょっと持ちづらそう。
ペラの径を大きくするためにコックピットを高くしたりといった検討はしてるのかなぁ。
中央翼部分に継ぎ目が空いてるけど製作の遅れでしょうか。
6番機 金沢工業大学 夢考房
カナードに2重反転プロペラを搭載しているKIT WINGS。
昨年のフライトに味を占めたのか垂直尾翼を重心より前方においています。風見安定は失われますが、ラダーによる操舵力は大きくなるのでヨー方向に動きやすくなっています。昨年はパイロットががんばってラダーを操作したとのことでしたが、今年はセンサーを用いてのアクティブ制御に成功したのでしょうか。
フライトの様子はやはり機首が左右にふらふらしているように見えましたが、Izが大きいから操舵してもある程度のふらつきは仕方ないかも。
コックピットのてっぺんに風車を2個つけた風速・風向計らしき物がありました。傾けてつければ風向が分かるという物でしょうか。
7番機 愛知工業大学人力飛行機同好会
(コックピットまで写っている写真が無くてすみません)
胴体に角パイプを用いています。主翼の桁が角パイプかどうかは不明。
それ以外はスタンダードなダイダロス型の機体です。
フライングワイヤーに登山用のカラビナを用いているようです。ワイヤー接合用のシャックルとは違うのでしょうか。
あと後縁が、すごくうねうねです・・・。
9番機 COOLTHRUST
2年に1回登場する社会人チームCOOLTHRUST。
6月の試験飛行で大クラッシュをして機体を壊してしまい、必死に修復して出場。時間を取りづらい社会人チームでどれだけ有給を消費したのか気になるところです。
機体はスタンダードなダイダロス型。
COOLTHRUSTのフライトは残念でしたが、実際COOLTHRUSTのフライトの頃が1番風が厳しかったと思います。写真のようにプラットホーム上で主翼が風を受けて既に反りあがっています。
また、プラットホーム左側からの風だったので桟橋から坂を上っていくときは、機首を風上に向けて上っていき、プラホ上で旗とカメラをよけながら湖に機首を向けていました。
順々に飛ばさなくちゃ行けない鳥コンの制約で仕方がないですが、風の状況というのは運次第ですね。
続きます。