迎え角30deg.

上向きでも飛んでいかない日々。前に進むだけで精一杯。

見学旅行記録[2/3]

旅行中に録画してたひだまりスケッチの10話があまりに動きが少なく紙芝居みたいで放送事故かと思いましたが、単に製作が間に合わなかったようです。あれが演出だとすればドン引きですが。11話は元通りで安心。

てなわけで、見学旅行記メモの続き。

3/13 (見学4日目)

今日は某飛行艇工業を見学するために名古屋を出発して西に向かいます。
ここでも18きっぷで移動します。

クラスの他の人たちより早めに友人2人と出発する。大人数で普通列車に乗るのって嫌なんだよね。周りの人があからさまに嫌な顔するし、座れないし。
3人だとボックス席にもまとまって座れるし、3人仲間のところに入ってくる人もそうそういないから大荷物の一部も置けてラッキー。

東海道線に乗り西に向かいます。
大垣で乗り換え。早めに移動と行ってもラッシュとは時間もずれてるし逆向きなので空いている。


関ヶ原は数日前の寒波で降った雪が残ってました。ドアが開くたびに寒い。
ボタン式のドアを考えた人に感謝です。

米原で乗り換え。新快速のドア横のボタンを押して乗り込む。隣のドアのおじさんはボタンに気づいてなくて入ってくるのがちょっと遅れてた。
無事にボックス席に陣取り、大阪到着までぐったり休む。
車窓から鳥人間コンテストの会場を眺め、去年の記憶に思いをはせる。眠くてしんどかったなぁぐらいしか思い出さないけれど。帰りの高速道路を運転中にかなりヤバかった。

そんな感じで滋賀県の景色を見ながらうつらうつらしてたら大阪の直前で起こされました。やっぱり座ってられるのは楽だ。

大阪駅で降りて昼ごはんをどうするか考え、地下鉄でなんばまで行ってしまおうということにした。
阪急に乗って西宮に行きたかったのだが(またかよ)、そういうわけにも行かないので地下鉄に乗りなんばへ。お好み焼きとかを食べた。

いきなり食らいついたので写真は食いかけです。

JR大阪駅に戻りJR神戸線に乗る。東海道線山陽本線の合間が神戸線って名前になっててわかりにくいなぁ。ホームを間違えそうでした。
駅構内で「さくら夙川駅」誕生のチラシをもらう。裏にさくら夙川駅周辺の地図が載っていたのだが、ハルヒの舞台がほとんど収まっていた。北口駅から北項に図書館まで。
電車の窓から北高と鶴屋山が見えたから満足することにする。

本日の見学地到着。海沿いで寒い。

この後はクラスの面々と別れ岡山に住む友人宅に向かう。ひたすら山陽本線で西へ西へ。途中、姫路でホームが混雑して乗り継ぎに失敗した。
次の電車は1時間後だがホームは寒くて待ってられないので、駅の本屋で待つことにした。すでに家から持ってきた2冊目の「龍の館の秘密」はほとんど読みきっていたので、新しく本「ボクのセカイをまもるヒトex」を追加。シリーズ物の3冊目。うわっ挿絵が多い。おいそれと車内で開けないなぁ。

9時ごろ友人宅に到着。夕飯をたらふくいただき、ふかふかの広い布団で寝る。



3/17 (移動日)
広々とした布団でゆっくり休み、存分に体力を回復して5時に起床。
朝食までたんまり頂いて、6時過ぎの電車に乗るために出発。

朝の山陽本線

三原駅呉線に乗り換え。

「広」行きワンマン列車。広→ヒロさんと連想し調べてみたら、ゆのっち湯野駅も実際に存在した。さえは無し。そんだけ。

山陽本線の区間では車掌さんの検札がこなかったので、ここで18きっぷに運転手さんにチェックを入れてもらう。手書き+はんこ。

なぜ呉線に乗ったかというと、戦艦大和の生まれ故郷、呉で大和ミュージアムによるため。
呉線は海岸線にぴったり沿って走っていく。線路の左側は海、右側は山。実に日本的な景色。瀬戸内海をはさんで四国も見え、瀬戸内海を見た中国人が「日本にも大きな川があるじゃないか」と言ったという話を思い出した。
景色が気持ちいいのだがロングシートなのでイマイチ面白くない。山陽本線でだいぶ寝ていたので読書の時間とする。この旅行3冊目に取り掛かる。

広で乗り換えてほどなくして呉駅に到着。コインロッカーに荷物を放り込んでいざ大和ミュージアムへ。

ずん。


1/10戦艦大和。シンプルに見えてしまったのは宇宙戦艦ヤマトのイメージが強いからだろう。

展示内容は正直重たい。海軍基地があり太平洋戦争にもろに絡んでるところだから考えさせられることが多い。
特攻兵器「回天」を目の前にしたりして鬱気味になってくる。


ゼロ戦

最上階は普通の科学館風になってて元気を取り戻せた。なぜか「宇宙戦艦ヤマト」のアナライザーが置いてあったり若干意味不明。
お土産屋を見ると映画があったこともあり大和グッズがいっぱいある。大和だけじゃなくヤマトの方まで。ステンレス製のしおりをお土産に買って出発する。
昼食として瀬戸内産の牡蠣フライを食べた。大戸屋だけどさ。

再び呉線に乗り込み広島に向かう。
山陽本線に乗り換え、ひたすら西へ。ここが長かった。乗換えが少ないのはありがたいのだが実に2時間半も乗ることになる。景色も、山→町→山→町→・・・の繰り返しで飽きはしないのだが取り立てて面白いものもない。

2時間半と言えば受験のときの数学の試験時間が2時間半だった。電車に揺られ経過する2時間半の長いこと長いこと。今ではテスト時間でも耐えられるか怪しいです。いかんなぁ。

新下関駅で乗り換えて本州を離脱する。予想以上に中国地方が長かった。特に山口県は長い。地図を見ると実際に横長の形をしているのだが、どんな形か正確に書ける人は少ないのではないのだろうか。
地図帳を見ると予想より長いと思うのでは?

関門海峡はトンネルでくぐるので景色が見れず残念。本州は直流電化で九州は交流電化らしく、この辺は細かく電車を乗り換える必要があった。

門司駅鹿児島本線に乗り換えた。なんか車両がきれいで立派だぞ?椅子のすわり心地も良く、加速もショックがなく気持ちがいい。
周りを見ると特急列車や他にも割りと新しい(感じのする)車両が多いのだがJR九州ってそんなに儲かってなかったよな?どうやって調達したのだろう。

博多駅に到着。近くの本屋でリサーチし博多ラーメンを食べる。
行った店は高菜が有料だった。むかつく。これなら渋谷の博多天神の方がはるかにいい。ぷんぷん。

コンビニで雑誌を立ち読みしたりして時間を潰す。
今晩は高速バスで移動だ。格安ツアーの4列バスなら良く乗るが、定期便の大きくリクライニングする3列シートのバスは初めてでわくわくする。

良く高速バスは眠れないと言う人がいるが、個人的には大満足で、国際線のエコノミークラスやムーンライトながらなんかよりは良く眠れた。これが当然なのかは経験不足で良く分からない。
車内は暗いし、前の方の席でエンジン音も静か。靴を脱いで毛布をかぶり、耳栓型イヤホンを突っ込んでゆったりした曲をかけたら一瞬で寝てしまったようだ。朝早かったのもあると思うが。



3/18 (移動日)


朝6時前、鹿児島中央駅の前にほっぽりだされる。
荷物を引きずり、駅近くの温泉銭湯「みょうばん温泉」へ向かう。ここでリフレッシュ。
僕は良く寝れたからすっきりだけど、友人二人はイマイチの様子。まぁいいや。このあとのレンタカーの運転はうちだけだし。

朝ごはんを九州に広がるファミレスjoyfulで食べる。意外と人が多かった。
日曜日だが、旅行に出て6日目、既に曜日感覚は全く無しである。

予約してたオリックスレンタカーで車を借りる。Web予約では「フィット希望」となっていたのだが、実際与えられた車はダイハツのブーンという車。なんか小さくないか・・・?
後で合流する一人の分の荷物も含め4人分の荷物が収まるか結構怪しい。

市内を適当に観光する。市電が走っているので教習所のビデオ以来見ることのなかった「黄色の矢印信号」を見た。
11時ごろ、もう一人と駅前で合流。トランクぎりぎりです。ナントカ収まった。
本日の宿は鹿児島県の太平洋側なのでそちらに向け走り出す。

まずはフェリーで桜島に渡ります。初めてフェリーに車を乗せました。

どどーんと桜島。天気がとても良い。

フェリーから一番車として降りる。そのまま高速道路の料金所のようなところで料金を払う。約1500円。4人乗ってる割には安いな。楽しいので帰りもこれを使うことに決定。

すぐ近くの道の駅で昼食をとった。レストランのおばちゃんは南九州なまりだし醤油は甘いし味噌汁は麦味噌だし、ばあちゃんち(都城)に戻って来たみたいでほっとする。

桜島観光をしながら東へ進みます。

天気が本当によくて景色が良かったです。
車が少なく、風もなかったので展望台は本当に静か。全く音がしませんでした。周りの音がしないなんていう経験はなかなかないです。

景色いいわー

車は予想通り貧弱。コンパクトカーに大人4人乗せて荷物満載だから仕方ないとは思うのだが、上り坂で一速に入ったときはげんなりしました。
ちなみに、後で気づいたのですがこのダイハツのブーンという車は、トヨタのパッソと同型車でした。プチトヨタには文字通り荷が重いか。

桜島を抜け鹿屋市へ。鹿屋航空基地史料館に向かう。
海上自衛隊で使われていたたくさんの機体が屋外展示されているというので期待大です。

DC-3の親戚?改造機。

館内の展示は前日の大和ミュージアムにも増して重たいです。
九州の南部に位置するここ鹿屋は太平洋戦争の末期、あの有名な神風特攻隊が数多く飛び立ったところのようです。
そんなに遺書とか見せられても・・・ほとんど同年代だし。4人して暗ーい顔して史料館から出てきました。屋外展示機を撮る元気もあんまりないです。
見学旅行前半に訪問した企業はどこも防衛省機の開発に絡んでいました、というより防衛省機の開発が航空機事業の中心でした。大和ミュージアムとこの鹿屋の史料館を見て、自分は人を笑顔にできる職業に就きたいと思った。
国の防衛が必要なことは分かるが、防衛省機開発で皆が笑顔になるということはない。どこかで涙が流れ血が滴る。
飛行機でなくたっていい。人に喜ばれることをしたい。

事前に予約されていた宿は国民宿舎だった。宿の前に会った遊園地が廃墟同然で不気味である。
食事は懐石料理。しかも量はかなり多く、さすが田舎は違うと思った(笑)うちは人からもらい炊き込みご飯を2杯食べたけど。
甘い醤油に非難の声があった。南九州はそれなの!郷に入ったら郷に従え!

2度目の洗濯をする。乾燥機の乾きがあまりに遅くイライラしてしまった。



3/19 (JAXA見学)

内之浦宇宙観測所を見学。

この日は朝から雨。見学の間も施設の間をあっちに行ったりこっちに行ったりでびしょぬれになってしまいました。

見学が終わり今晩の宿に向かいます。今晩は鹿児島市内まで戻ります。
昨日来た道を戻ります。桜島は雲に隠れてほとんど見えませんでした。
晴れているときに桜島見物ができて幸運だったようです。

レンタカーを返すついでに鹿児島駅の本屋で夕飯のリサーチ。ついでに本をまた一冊追加。「春季限定いちごタルト事件」ライトなミステリ。すでに姫路で買った本は読みきっていました。
鹿児島中央駅近くで黒豚とんかつと角煮を食べる。うまうま。

宿に戻る途中のドラッグストアで屋久島登山の応急処置グッズを買う。そしたら店内にハルヒのキャラクター古泉一樹のキャラソンが流れ出した。初聞きです。
台詞が入るし、長門もしゃべるし店内で動揺してしまいました。歌詞はせつなめ。

宿に戻って熟睡。

明日は種子島に渡ります。



第2セクターでの読了
龍の館の秘密 龍の館の秘密
谷原 秋桜子 (2006/12/21)
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(持参)

ボクのセカイをまもるヒトex ボクのセカイをまもるヒトex
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第2セクターでの購入

春期限定いちごタルト事件 春期限定いちごタルト事件
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