迎え角30deg.

上向きでも飛んでいかない日々。前に進むだけで精一杯。

Figure-riseBust 渡辺 曜ちゃんを組んだ

Figure-riseBust ラブライブ!サンシャイン!! 渡辺 曜
ヨーソロー

アニメキャラのプラモデルシリーズFigure-rise Bustからラブライブ!サンシャイン!!渡辺曜ちゃんを組んだ。Aqoursでは曜ちゃんが一番好きだ。

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多色成形技術とレイヤードインジェクションが使われたランナは見応えがある。実際、このキットを買ったのもレイヤードインジェクションのパーツを手にしてみたかったから、と言うのがきっかけ。すごいよこれ。

そんなきっかけで手を出したキットなのでさくっとキットのまま完成させれば良いかなと思ってたのだが、服のラインや塗り分けが付属のシールになっているのに納得できず塗装してしまった。

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こんな感じでちまちまとマスキングしてエアブラシで塗装。
ベースの成形色はそのまま生かし、シールになっている洋服の模様は全て塗装とした。腕や髪の毛など単色のパーツはランナから切り出したままである。各パーツの塗装後に組上げ、頬に赤のパステル粉でチークを入れる。塗装完了後はつや消しクリアを全体に吹きかけてツヤを整えたあと、瞳のとボタンにエナメルのクリアを乗せて艶を出した。

そこそこ手間はかかってしまったが、自分なりに納得できる仕上がりになったので満足。


そしてやはり自分はバンダイのプラモデルと合わないんだなぁと再認識した。
いろいろ組みやすくなるようにお膳立てしてあるのは良いんだが、それで達成できるレベルが自分の狙いたいレベルに到達できないコトが多い。例えばスナップキットの合わせ面とか部品の成形色とか。手を入れるとものすごい回り道になって、なんでこんなキットにこんな手間をかけているのだろうと真顔になるタイミングが生まれてしまう。

以下、気になったところ。

シール式は曲面に馴染まないし無理に貼っても剥がれて浮いてくる。厚みがあるから違和感がある。本当に嫌い。いい加減、水転写デカールも用意してくれって。

  • ゲートが太い

スナップキットなのでパーツの裏にはめ込みのためのボスや補強が多数入っている。このために製造時に流しこまなければならない樹脂の量が増え、そのために部品とランナを繋ぐゲートの数が増え、それぞれのゲートは太くなる。太いゲートが髪の毛のパーツの外側とか曲面部に付いてると割とイラッとくるのである。無塗装とすると、切断面をサンディングで仕上げたりパテで盛ったりすることも出来ない。完成後もどこにゲートがあったかは覚えているモノでその跡が気になってしまう。
多色成形を生かして気軽な組立としたいなら見えなくなるところにゲート付けてくれよ!なんて思うのだ。

  • 肌の色が不健康

これ美少女フィギュアものとしては致命的だと思うんだけど、肌色があまり健康的な色でない。特に顔のパーツはアイラインや眉のために黒い樹脂が裏にあることで、より彩度が落ちた色に見えるのだ。レイヤードインジェクションでもう一工夫して、肌色の下に赤い樹脂を流せば、健康的な肌の色になるし、チークの赤みも出せるのではないだろうか。今後の技術進歩に期待したいところである。


上記のようなバンダイプラモの特性は分かってるんだけど、それでもコンテンツが魅力的なので時々手を出してしまうのだ。