迎え角30deg.

上向きでも飛んでいかない日々。前に進むだけで精一杯。

アラスカでオーロラを見てきた

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サンクスギビングの連休でアラスカに出かけてきた。

アンカレッジ

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目的地はフェアバンクスだがまずアンカレッジに飛んだ。アンカレッジ→フェアバンクスはAlaska Railroadが冬だけ運行しているAurora Winter Trainに乗る計画。
動物園とか民族博物館とか街中を観光し、夕飯に日本料理屋に行ってみた。アメリカ人の作る日本料理の店ではなく、日本人がやってるちゃんとした和食の店。ここで食べた銀ダラの粕漬けがめちゃめちゃ美味かった。
翌日Aurora Winter Trainに乗るべく駅に行ってみると、なんと列車は雪崩で運休になったとのこと。その場で飛行機を予約することとなった。ここで出来た空き時間でAlaska Aviation Museumに行ったのだが、怪しい737が展示されていたり、お土産屋さんにヴィンテージなプラモが置いてあったりと収穫が多く、列車キャンセルも結果オーライだった。

チナ温泉

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フェアバンクス空港から車で1時間半くらい山奥に走っていくとチナ温泉リゾートにつく。今回はオーロラを眺めるためにここに3泊した。
温泉というだけあって極寒の中、温泉の露天風呂に入ることが出来る。ただし、水着着用だしなぜか湯船が深くて座ることが出来ないのがちょっと残念。湯に浸かってる間に髪の毛やまつげが凍る。

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チナ温泉ではオーロラはこの時期は強弱こそあれ見えることが多いらしい。そのオーロラの動きが活発になるかどうかは運次第のようだ。今回は三晩トライすることが出来たが、一晩は激しく光ってゆらゆらと動く様子を見ることが出来た。他の日もオーロラ自体は見えていたものの暗いままだったり、低いところで輪っかのように安定したままという感じだった。

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オーロラ観測で夜寝るのが遅いので、起きるのも遅くなる。そもそも高緯度のため日の出が10時で日の入りが15時の世界だ。ブランチと夕食だけの日々が続き、短い明るい時間は氷像ツアーを見たり、犬ぞりに乗ったり、ストーブの部屋でぬくぬくしてる猫をもふったりしてのんびり過ごした。

服装

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もふもふな人

冬のアラスカなので当然に寒い。外気温は-20℃くらいだが、風が吹くのと、足下の雪の冷たさが馬鹿にならない。今回は以下の装備で望んだ。

  • 上半身
  • 下半身
  • 足もと
    • 靴下→指先に貼るホッカイロ→厚手の靴下→スノーブーツ

これだけ着こめば夜中でも活動できた。つらいのはやはり末端部分の手先と足先。手の指は撮影でカメラを操作するためにどうしても厚手の手袋を着用できない。ささっと設定を決めシャッターを切るときだけ手を出し、スキーウェアのポケットに手を突っ込んでホッカイロをにぎにぎしているのが1番良かった。三脚もキンキンに冷え手の熱を奪われるのでスポンジみたいなのを巻いておくのがオススメ。
地面が全面雪なので足の裏からどんどん熱が逃げていく。今回の旅行のために買ったスノーブーツは断熱材もかなり入ってあったし、ソールもかなり分厚いのだけどそれでも指先は冷えていった。雪の上で爪先を少し浮かすだけでもだいぶ違う。足の指先の下に貼ったホッカイロがかなり効果的であった。

自分が買ったのは "LITE" が付かないやつで-32Cまで対応という札が付いていた。

その他

屋外で使ったカメラを屋内に持ち込むと、レンズ表面から鏡筒にカメラ本体と全部が結露してしまう。カメラが入るサイズのジップロックを用意して、冷えたカメラに直接屋内の暖かい空気が当たらないようにした。

アルバム

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