迎え角30deg.

上向きでも飛んでいかない日々。前に進むだけで精一杯。

軍艦島探訪 - 2013夏長崎

7月の連休を使って、長崎の廃炭鉱跡を訪れました。
最初は海に浮かぶ炭鉱の島、軍艦島こと端島です。

長崎港フェリーターミナルから出ている軍艦島ツアーを利用しました。
軍艦島へは船で40分くらいで到着します。外洋に浮かぶ無人島なので海の荒れ具合によっては着岸できない場合があるようです。
今回は天気も良く波も穏やかで無事着岸し上陸することが出来ました。

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安全が確保できる(=ガレキが崩れ落ちてこない)島の外周部に見学通路が造られており、解説を受けながら廃墟の景色を楽しむことが出来ました。建物自体に近づくことが出来ないのがちょっと残念ですが、上陸できるようになっただけでも満足です。

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軍艦島の周りはきれいな海が広がっている。

見学ルートを歩きながら解説のおじさんがちょこちょこと教えてくれることも面白い。これは、当時陸地と繋がっていた電源の海底ケーブルだよ、とか、島なのに子供が遊ぶためのプールがあったとか。

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石炭を運び出すベルトコンベア跡。後ろに見えるのは幼稚園・小学校・中学校の建物。
小さな島の中で生活と炭鉱がみっちりくっついていた。閉山により住民が退去して無人化した島なので、よくある廃墟のような悲惨さを感じさせる薄気味悪さは感じられない。なにかサバサバした物を感じる。
ただ、淡々と崩壊が進んでいる。

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潮風が吹き付ける軍艦島は建物の劣化も速い。
数年後またここに来てみたら、また違った景色が見られるかも知れない。

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島での見学を終えて再び船に乗り込むと、船は南側から西側を回っていく。島の縁まで建物が密集していて見学ルートが引けないところは船上からの見学だった。
高い防波堤の中に高層住居が乱立する島の西側の光景も印象的だった。

こちらに写真をたくさんまとめたので是非どうぞ。
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次はもう一つの廃炭鉱跡へ。