迎え角30deg.

上向きでも飛んでいかない日々。前に進むだけで精一杯。

北宇都宮駐屯地開設39周年記念行事

5月27日

北宇都宮駐屯地の基地祭に行ってきました。自宅から最も近い自衛隊基地です。というより生活圏内。
陸自の基地なのと、滑走路がそれほど長くないことから、普段はヘリコプタがぶんぶん飛んでいます。

陸自の基地祭、ヘリコプタが主役の航空祭というのも初めてだったのでどんなもんかと思っていましたが、かなり興奮しました。


戦闘ヘリコプターのAH-1S
目の前でエンジン始動し、その場で離陸しました。大迫力。


青い機体が爽やかな栃木県警のBK-117
陸自のUH-1Jとともに、機体のホイストを使った救難のデモンストレーションを行っていました。


東北の大地震のときに連日報道されていた陸自の活躍の光景がかぶって、こうやってたくさんの人々を救ったんだなと鳥肌が立ちました。陸自のUH-1Jは平時の1年分の飛行時間に、地震が起きてから1か月で到達してしまったらしいです。

そういえば、この北宇都宮駐屯地は大地震の時は陸自の前線基地でした。地震が起きた日の翌朝、日が上がる前のぼんやり明るくなってきた頃、たくさんのヘリコプタが離陸していく音で目が覚めました。ちょうど日の出の時間頃に被災地に到着できるよう、陸自の救難ヘリや輸送ヘリが北に向かって飛び立っていきました。ヘリを見送っている間も余震が頻発していたのを思い出します。

ヘリコプタ中心の航空祭は固定翼の航空祭とは違い、かなり近くで飛行している様子が見られます。

OH-6J5機でアクロバット飛行をするスカイホーネットの演技。滑走路より手前、お客さんが詰めかけているエプロンの目の前でヘリコプタならではの機動を生かした演技を繰り広げていました。
この写真は、回転翼の展示飛行がどんなものか良く分からず、滑走路端の方から狙っていたものです。これを見て、あ、やばいと思ってエプロンの方に駆けていきました。


北宇都宮駐屯地に常駐する固定翼、LR-1も今年が最後。引退間近の最後の挨拶です。


かわいいじゃないですか陸自さん。


この基地には珍しい固定翼も遊びに来ていました。良く飛んでいるのは見かけるYS-11フライトチェッカー。


C-1輸送機。宇都宮駐屯地にこのサイズのジェット機がいるのは初めて見ました。
STOL性を生かして短い滑走路でも難なく離陸していきます。

いつものようにこちらのアルバムに写真をまとめました。是非ご覧ください。
飛行展示機・地上展示機、その他合わせて89枚です。

北宇都宮駐屯地開設39周年記念行事