迎え角30deg.

上向きでも飛んでいかない日々。前に進むだけで精一杯。

旅行記5〜天橋立

年末にどこに行こうかと時刻表片手に計画を練っていたら、夏休みの18きっぷ旅が完結してないことを思い出して、まさかの4ヶ月越しにメモ。書いてみると意外と細かいことまで覚えてるもんです。



8月6日
ホテルを予約したときに朝食について何も書いてなかったような気がしたので、前日の夜に近くのスーパーでパン2個と野菜ジュースを購入していたのですが、無料の朝食バイキングが付いていました。何か悔しいので、パンを1個食べ→バイキングでご飯を食べ→部屋で野菜ジュース。パン1個はおやつ用と言うことで。

今日は豊岡から北近畿タンゴ鉄道(KTR)に乗って天橋立に向かいます。

1両で走る普通列車。当然ディーゼル

KTRはJRでは無いので、当然青春18きっぷは使えないのですが、18きっぷをその日に利用している人は500円で「KTR青春フリーきっぷ」を購入することが出来ます。この日は夕方からずっと18きっぷを使用するので、朝のうちにまずJR豊岡駅ではんこをもらってそれからKTR豊岡駅に行きフリーきっぷを購入。これはかなりお得。

転換クロスシートでまったり過ごすのは心地がよいねぇ。朝なので中高生がうじゃうじゃ乗ってきたり降りたりしてそこそこ賑やかです。
うとうとしてるうちに天橋立に到着。正直、細長い松林以外にどんな物があるかよく知らないまま来てしまいました。とりあえず、そちらの方に向かっていきます。

旋回橋がちょうど稼働しているタイミングでした。電動でぐるっと回って船が通過していきます。
日本三景とメカい橋の組み合わせというのが妙です。

林の間を歩いて反対岸まで渡ることにしました。

日差しは強いですが松林の木陰は海沿いの風が吹き抜けて快適。すぐ脇は海水浴が出来るようになっています。地引き網もしていました。ちょうど引き上げるタイミングだったので覗きに行ったのですが、収穫は・・・小魚が所々ではねてる程度。そんなもんだっけか。
レンタサイクルの人たちがそそくさと追い抜いていきます。歩いてるのは自分一人でした。そんなに急いでどうする。

船でのんびり戻ってきてお昼ご飯を食べ、写真でよく見る見下ろした景色を求めて今度は山の方へ。

本当に橋が架かってるみたいです。
ただ、ここまで登るリフトが850円ってどうなのよ。反対側のリフトにすれば良かったかな。

旅行は今日が最終日なので、お土産を買います。と言っても、荷物が増えて手がふさがるのが嫌なのでバックパックの荷物を最高まで圧縮して地酒とお菓子を何とかねじ込む。
さて、今日もだいぶ歩き回って汗もかいたので、ここで温泉に入ろうと計画していました。
ところが、目的としていた天橋立温泉智恵の湯はなんと定休日。ショック。

時間が空いてしまったので一つ前の列車で舞鶴に向かおうと思って駅へ向かったところ

「手前の駅で車両故障が発生したため次の普通列車は運休いたします」

ちょwwwあと2時間待ちかよ。仕方がないので駅の中でゆるりと待ちます。

特急文珠。大阪に行くらしい。

駅のベンチで朝の残りの菓子パンを食べてぼんやりしてたら、駅の用務員のおじさんに話しかけられました。18きっぷ旅のことを伝えたところ話が盛り上がりしばし雑談。最近このあたりにやっとコンビニが出来たとか、冬になると雪が凄いとか、近頃は鉄道のお客さんが減って高速バスが安くて人気だとかいろんな話で楽しかったです。ベビーカーを押したお母さんが跨線橋を渡ろうとしてるのを用務員さんが手助けに向かったところでお話終了。こういう列車の待ち時間はホントに暖かでいいですね。

しばらく待ってやっと列車が到着。結局予定通りの時間です。来た列車は天橋立駅までは特急タンゴエクスプローラでこの先は普通列車になると言う運用で、なんと特急のゆったりした座席に普通運賃で乗れる。快適でした。

書くのが面倒くさくなってきたので、ここから☆☆スーパー電車タイム☆☆

西舞鶴駅で近畿タンゴ鉄道ともお別れしてJRに戻ります。
まずは隣の東舞鶴駅まで一駅移動します。

列車に乗り込んで、出発。 
「!?」
音が違う!そうだ!これは電車だ。新山口で特急スーパーおきに乗り込んでから3日間乗った列車はすべてディーゼルカーだったので、久々のモーター音に驚いてしまいました(笑)

東舞鶴駅からは小浜線に乗り換えます。

新しくて小ぎれいな電車でした。シングルアームパンタだし!
クロスシートに座れず、仕方なくロングシートに。関係なく爆睡してました。
何か轟音がするなぁと思い目を覚ますと、窓からの景色がぼやけて何も見えません。それまでの天気からは想像も付かない土砂降りの雨でした。ゲリラ豪雨。終点の敦賀駅に着く頃にはきれいさっぱり上がっていました。

敦賀駅で新快速に乗り換えて米原へ向かいます。この列車を見ると、「あーいつもの感じ」とちょっとホッとします。車内マナーの悪さに気分が悪くなるのもいつものことですが。

確かこの辺はループ線があったはず、と窓から目をこらしていましたが何も見えず。後で調べたらループ線になってるのは北行きの線路でした。南行きの線路はあとから追加されたらしくループ線の脇をまっすぐスルーでした。

米原駅に着いたらもう周りも真っ暗。駅の前にある滋賀県お馴染みの平和堂で値引きされてるおにぎりとお弁当とビオレシートを購入。駅のベンチで夜ご飯としてお弁当を食べ、きれいなトイレで着替え体を拭いました。できれば銭湯入りたかったなぁ。

適当な列車で大垣へ向かい、待合室で列車を待ちます。
今回も列車は臨時便のムーンライトながら92号。車両は古いけど空いてるし、車内の雰囲気が何となく好き。
ただ、自分の後辺りの席に陣取った方々がが半島からいらした方々で、静かにすべき夜行列車の中でお喋りするわ、座席後のテーブルをバタバタさせハムニダな感じで、ちょっと不快でした。ぷりーずびーくわいえっと、とか言っておけば良かったかな。

8月7日早朝5時の多摩川。
7月30日の早朝に北九州へ出発してやっと東京に戻ってきました。悠々自適な一人旅も終了。

ながらの車内エアコンが直撃していたようで、この後、夏風邪を引いてしまったのもいい思い出です。



夏休み西日本ぶらぶら旅行まとめ
旅行記1 〜 大分
旅行記2 〜 九州離脱
旅行記3 〜 出雲散策
旅行記4 〜 鳥取散歩