迎え角30deg.

上向きでも飛んでいかない日々。前に進むだけで精一杯。

旅行記4〜鳥取散策

まさかの2ヶ月越しで旅行記アップ(笑)

8/5
出雲起床6時。旅行中だけは早寝早起きの超健康的な生活になります。しかも動き回った上に、よく食べるので快食、快眠、快便。ホテルの朝食がないので、昨晩コンビニで買ってきたパンと野菜ジュースで腹ごしらえし出発します。

今日は山陰本線をひたすら東に移動し鳥取県を観光・通過します。
出雲市駅から山陰本線に乗車。荷造りが思いの外早く片付き、出発が早まったので予定より1本速い列車に乗ることができました。
出雲市駅出発6時40分。ここから米子まで乗ります。車両はキハ40の3両編成(だったと思う)。車内はいわゆる普通のボックス席です。さすがに朝の通勤時間なのでボックス席もだいたい3人ぐらいずつは収まってる感じ。ただ、立ってる人はあまりいなくて窮屈な感じはしない。自分は進行方向向き窓側を無事確保。

熟睡してしまったので間は記憶なし。宍道湖とか見えたのかな。

米子で乗り換えですが、ここの乗り換え--8時13分発の普通列車鳥取方面へ向かうのがいいのか、8時41分の快速とっとりライナーで鳥取へ向かうのがいいのか--が問題でした。

単純に鳥取駅を目指すだけなら、快速に乗った方が45分早く到着します。しかし、目的地は鳥取駅からバスで30分ぐらいかかるところで、しかもバス便が1時間に1本しかない。それよりは、普通列車が泊まる駅からちょっとばかし歩いた方がいいのでは?と。いつもだったらダメ元で鳥取駅に行ってバスの時間に絶望するところでしたが、この旅行では前日のホテルで持ってきたノートPCでインターネットからバスの時刻表を調べることができていました。
比較したところ、鳥取駅からのバスはいい便はなし、普通列車の方が時間を有効に使えるという結果でした。

というわけで、普通列車に乗り込みちんたらした列車旅です。

車内もガラガラでボックス席を一人占拠でリラックス。


単線待ち合わせの時にさっと降りて撮影。無電化区間は窓からの眺めがいいです。列車の写真を撮ると空が広く感じる。

快速の通過待ちやスーパー白兎とのすれ違いとかとにかく時間がかかる。だが、それがいい。エアコン効くし。効かなかったら夏場の普通列車旅は地獄だな。
あと一駅、というところなのに時刻表を見るとあと25分かかるらしい。うむと考えてたら一つ手前の駅で20分の停車待ちでした。この焦らしは酷い。

走り出したらすぐに目的の駅に到着。無人の末恒駅です。

ここから歩いて次の目的地に向かいます。
海沿いの国道9号に出て、途中でアイスを買ったりしながら歩くこと30分ぐらい。

因幡の白うさぎのうさぎさんが祀られている白兎神社です。神社の境内には、うさぎが体を洗ったとされる御手洗池があります。
こぢんまりした静かな神社でした。木陰で休んでいると海からの風が涼しくてとても気持ちがいい。
思いっきり昼寝したくなりましたが、お腹が空いてきたのとバスを乗り過ごしたら今後の予定が酷いことになるということでガマン。

境内から下っていくと、目の前に日本海が広がっています。

青空と、想像以上にきれいな海。そこから吹き込む潮風。左右を見ると白い砂浜が広がっています。人も少なく景色を独り占めしたような感覚で、今回の旅行でかなり気に入った場所になりました。
目の前の歩道橋が無くなってくれれば完璧なのですが。


白兎神社の目の前、白兎海岸。
海きれい!砂浜きれい!波が白い!人少ない!水着持ってくれば良かったと公開した瞬間。

白兎海岸前からバスに乗って鳥取駅に戻ります。このバス1時間に1本もなくて逃すと悲惨。駅に着く頃にはお昼を回っておりお腹がグーグー鳴ってます。でも、もうちょいガマン。駅構内のお弁当屋さんで駅弁を買って、再びバスに乗り込みます。

付いた先は鳥取砂丘

こんなにでかいとは思わなかった。まるで人がゴミのようだ!! と高笑いしつつ、木陰に腰を下ろします。もう1時を回っててクラクラしてきたところ。さぁやっとお昼だ。

鳥取駅といえば"かに寿し"でしょう。青い海と心地よい潮風と巨大な砂丘を眺めながらのお昼ご飯は最高でした。

食後は砂丘の散策。きめ細やかな砂が風に流されて、足跡が一瞬で消えていくのが面白いです。ここで行き倒れになったら数分で砂に埋もれてしまいそう。

実際に歩き回ってみると、大きいようで小さい印象を受けました。もちろん面積は広く、海面からの高さもあるところはかなりあるのですが、そこに登って周りを見渡すと砂丘全体が一望できてしまい「砂漠のように広がる光景」を想像していた頭には小さくも思えました。
何にしろ、今までに見たことのない景色に圧倒されました。

歩き回って靴は砂まみれ。砂を持ち出すと罰せられるらしいので、出たあたりで靴と靴下を脱いで砂を払いました。微粉末はどこまでも浸入してきます。バス停でお茶を買って駅に戻ります。この日は日差しが強かった上に良く歩き回ったので、飲み物の消費が激しく既に3本目。ただ、日陰に入ると風が涼しいのが東京との違うところ。だいぶ過ごしやすいです。(どうやらこの頃、名古屋は38度だったらしい)

鳥取駅から山陰本線に乗り込んで更に東に進みます。鳥取ともお別れ。
島根県鳥取県と足を踏み入れたことすらない県でしたが、出雲の格調高い雰囲気や鳥取の景色はかなり気に入りました。いつかまた来たい。

そんなことを思ってる間に列車は進み、余部鉄橋を横断します。

今回列車の関係で外から眺めることはできませんでしたが、家々の上を飛ぶように列車が渡っていく様子はまるで銀河鉄道

豊岡駅に着きました。今日はここのビジネスホテルに一泊します。

乗ってきた列車。

夏休み西日本ぶらぶら旅行

旅行記1 〜 大分
旅行記2 〜 九州離脱
旅行記3 〜 出雲散策