迎え角30deg.

上向きでも飛んでいかない日々。前に進むだけで精一杯。

ひらけ、そら! - OpenSky2.0


苦しめられてたレポート課題もすべて終わり、すっきりしたところで(寝不足で頭はふらふらなのだが)Keitaさんのところで紹介されてた、OpenSky2.0の展示を見に行ってきました。
この"OpenSky"とは八谷和彦氏が起こした、一人乗りの小型ジェット機を製作し実際に飛行させる、というプロジェクトで現在も進行中のものです。
機体のモチーフになったのは、有名などこぞの和製アニメのアレのアレなのですが、普通の「飛行機!」っていう形をしているものより、人が羽を広げて飛んでいるように見えるこの形は、人の空への憧れを直接的に表現しているようで見ていてわくわくします。そりゃ普通の飛行機の形のほうが安全に安定して飛ぶことができる論理的に決まった形だけど、やっぱそれだけじゃね。


誰もが自分の小型飛行機に乗って飛び回る時代が来るのだ、きっと。

展示はこのほかにも、初期のハンドランチの模型やラジコンで実際に飛行したもの、フライトシミュレータ(MS FSXを使ってた!)、ビデオ展示などがありました。

ビデオ展示では、アイディアが浮かんで模型飛行機のサイズから、段階を踏んで人が乗れる物に取り掛かり製作をしていく様子、初飛行からゴム索による試験飛行の様子などをまとめた30分程の番組になっていました。
これがまた、鳥人間をやってた身から見るとニヤニヤしてしまうシーンが多数あり、最後のスタッフロールを見たら、あれあれどこぞの社会人チームのあの人じゃないですか、みたいなのもありとても楽しめました。

しかし、ホームビデオが映像ソースとなっているこのビデオ、真剣に見てたら手ブレが酷くて酔いました。うー頭いてぇ。


美しい構造。無尾翼機だから反転キャンバー翼でしょうか。

飛行機としての性質はというと縦の安定は意外とありました。やはりこの形状だとヨー方向の安定は悪そうで横風の中では操縦が大変そうでした。ロール方向は良く分かりませんがエルロンが付いてるのでコントロールはしっかり効くのではないかと思います。


この辺の資料に萌え萌えしてしまいました。ただ、翼型とか細かいデータは高いところにはってあって良く見えなかったのが残念です。


普通の人なら困難だと諦めてしまうような夢--空への憧れ--をコツコツと実現に向けて進んでいく様子が印象的でした。
いいなぁ空飛びたいなぁ。